固定資産税を一括払いにするメリットは?デメリットや支払方法も解説!

固定資産税を一括払いにするメリットは?デメリットや支払方法も解説!

土地や建物などの不動産を所有していると、毎年固定資産税を支払わなければなりません。
それらは年4回の分割払いが一般的となっていますが、一括払いを選択するのも有効な手段です。
今回は、固定資産税を一括払いにするメリット・デメリットや支払方法について解説します。

固定資産税を一括払いにするメリット

固定資産税を一括払いにするメリット

固定資産税は、1年分の税額を4期に分割して納付するのが一般的です。
納期は各市町村によって異なるので、期限を知りたい方は納税通知書を確認すると良いでしょう。
たとえば、東京23区では2023年の納付期限が6月30日、10月2日、12月27日、2月29日に指定されています。
一方、大阪市は5月1日、7月31日、12月25日、2月29日と異なるのが特徴です。
所有している不動産がどの地域にあるかで固定資産税の納付期限が変わってくるので、忘れないようにあらかじめ把握しておく必要があるでしょう。
なお、固定資産税は一括払いも可能です。
市町村によっては、納税通知書に一括払い用の納付書が同封されている可能性があります。
固定資産税を一括払いにするメリットは、以下のとおりです。
分割にするか、一括払いにするか迷ったときは参考にしてみると良いでしょう。

メリット①納付忘れがなくなる

固定資産税のメリットとして、まず納付忘れの心配がなくなることが挙げられます。
固定資産税は1日でも期限を過ぎると、延滞金などのペナルティが発生するので注意しなければなりません。
一括払いをしておけば、納付忘れが防止できるでしょう。

メリット②心理的に解放される

固定資産税を一括払いにすると、その年の納税義務が果たされます。
心理的に解放されるため、生活や他の手続きに目を向けられるのがポイントです。
税金の支払いを早めに済ませたい方は、一括払いを選択するのもひとつの選択肢として挙げられます。

メリット③手間が省ける

固定資産税の一括払いは、手間を省けるのがメリットです。
その年に関しては以後一切の手続きが不要になるため、納税者の負担も軽減されます。
少ない労力で納税を済ませたい方は、一括払いも視野に入れてみると良いでしょう。

固定資産税を一括払いにするデメリット

固定資産税を一括払いにするデメリット

固定資産税を一括払いにするときは、デメリットに注意しなければなりません。
メリットばかりに目を向けてしまうと、納税後に失敗したと後悔する可能性があります。
ケースによってはスムーズに手続きが進まなくなるため、事前に注意点を把握しておくことが大切です。
固定資産税を一括払いにするデメリットには、以下の3つが挙げられます。

デメリット①第1期の納付期限内に支払いを済ませる必要がある

固定資産税の一括払いは、第1期の納付期限内に納めるケースがほとんどです。
自分で期限を選んだり延ばしたりできないため、指定の期限内に納付を済ませなければなりません。
基本的に納税通知書は6月上旬に届くので、約1か月の間にその年の税額を支払う必要があります。
期限を過ぎるとペナルティの対象となり、納付期限の翌日から延滞金がかかるので注意しましょう。
そのため、一括払いで固定資産税を納付するときは期限を入念に確認し、できる限り早めの支払いを心掛けることが大切です。

デメリット②まとまったお金が必要になる

固定資産税を一括払いにすると、まとまったお金を用意しなければなりません。
分割払いであれば手間はかかりますが、4分の1ずつ支払うため資金繰りはしやすいといえるでしょう。
すぐにまとまったお金が用意できない方は、分割払いを検討することをおすすめします。
6月頃までにまとまったお金を用意できるケースなら、一括払いの選択をしてもデメリットは感じにくいはずです。

デメリット③支払いの割引がない

原則として、年金や健康保険などの社会保険は、一括払いにするといくらか割引を受けられます。
しかし、固定資産税にはそのような割引がありません。
一括払いでも分割払いでも同額を支払わなければならないため、まとめて納税するメリットが少なくなります。
まとまったお金が用意できない方は、無理に一括払いを選択せず、分割で支払うのがおすすめです。
固定資産税を一括払いで納税するか迷ったときには、その他のメリットが大きいかどうか考慮する必要があります。
納付忘れの防止や心理的負担を軽減したいなら、分割払いより一括払いを選択するのが良いでしょう。
一括払いのメリット・デメリットを総合的に判断し、より良い納税方法を検討していくことが大切です。

固定資産税を一括払いにするときの支払方法

固定資産税を一括払いにするときの支払方法

固定資産税の支払方法は、以下の3つがあります。
それぞれの特徴を把握しておくと、スムーズに手続きが進むはずです。
納税者の負担を少なくするためにも、支払方法ごとのメリット・デメリットをあらかじめ知っておきましょう。

支払方法①現金払い

現金での納付は、従来からおこなわれているもっとも一般的な方法です。
自治体の窓口や金融機関・コンビニエンスストアなどに納付書と現金を持参し、支払いをおこないます。
固定資産税を現金で支払うメリットは、事前の手間がかからないことです。
決済手数料の必要もなく、納付書と現金を用意するだけで支払いが済ませられます。
その場で領収書がもらえるため、納税証明書などの取得も素早くできるのが特徴です。
ただし、金額によっては、現金での支払いができないケースがあります。
コンビニエンスストアでは、納付書1枚あたり30万円を超える支払いは不可能となっているので注意しましょう。
また、納付期限が過ぎた納付書による支払いができません。
そのため、現金で納付するときは期限をしっかりと確認してから支払いをおこなうことが大切です。

支払方法②クレジットカード払い

自治体によっては、クレジットカード払いに対応している可能性があります。
クレジットカード払いでは、専用サイトに必要事項を入力し、カード支払いをおこなうのが一般的です。
固定資産税をクレジットカードで支払うメリットには、ポイント還元が挙げられます。
一般的なクレジットカードは0.5%程度の還元率となっているため、10万円の固定資産税を支払えば500円分のポイントが付与されるでしょう。
クレジットカードのなかには1.0~1.25%以上の高還元カードも存在するので、そのようなケースでは大きな恩恵を受けられるはずです。
支払方法を選択すれば分割払いも可能となっており、現金を用意できないときに重宝します。
しかし、手数料がかかることや領収書がすぐに用意できないことはデメリットです。
支払方法によっては、現金で支払うときより出費が大きくなる可能性があるでしょう。

支払方法③スマートフォン決済

近年では、スマートフォン決済が可能となっている自治体が増えています。
スマートフォン決済による納税は「国税スマートフォン決済専用サイト」でおこなうのが原則です。
納税で手数料は発生しませんが、クレジットカードのようにポイント還元はされないので注意しなければなりません。
その分、金融機関や自治体の窓口などに出向く必要がないのはメリットです。
自宅にいながら納税ができるため、支払者の負担がもっとも少ない方法といえるでしょう。

まとめ

固定資産税を一括払いにすると、納付忘れを防止できたり心理的負担から解放されたりします。
しかし、第1期の納付期限内に支払いを済ませなければならず、まとまったお金が必要です。
支払方法には、現金払いやクレジットカード払いの他、スマートフォン決済があります。